1970-80年代にかけて販売されていた、パール(pearl)製スネアドラム・jupiter(ジュピター)14x6.5 モデル番号4914です。ジュピターは当時のPearl最上位モデルです。58,000円という高価な設定で、現在の様に値引きが当たり前の時代では無かったので、万人が気軽に買えるモデルでは無かったと思います。ジュピターが有名になった理由の1つは、ネーミングです。当時パールのスネアは数字のみか数字とアルファベットの組み合わせの型式が付いていて、ジュピターも6.5インチは4914という型式ですが、唯一ジュピターのみは「ジュピター」という愛称が付いていました。ジュピター=木星という神秘的なイメージと突出して高価な価格設定、メカメカしい複雑なストレイナー構造などが重なって「高嶺の花」的な位置付けになったと思います。現在でも海外では人気が高く、びっくりするような高額で取引されています。1mm厚ブラスシェルに、インナーミュートを搭載しています。最大の特徴はパラレルアクションで、対角線上の2つのストレイナーがシェル内部のロッドで連動しており、レバーを操作するとスネアワイヤーの両端が同時に上下します。スネアワイヤーは全面当たりとなり、スネアワイヤーがボトムヘッドのみならず、フープにも接触する事によって、細微なゴースト時もスネアワイヤーが共鳴するという仕組みです。更にパラレルアクションは、スネアワイヤーを好みの張り加減を維持した状態でボトムに触れたり離したりする事ができます。例えばスネアワイヤーがボトムに触れるか触れないかスレスレの位置に固定する事も出来ますので、微妙なスネアワイヤーの表現が可能となります。この機能はパラレルアクションでなければ実現できません。パラレルアクションスイッチは、円滑に作動します。音色はブラスらしく輪郭がはっきりしていて、深胴による中低音が強調されています。オリジナルのスネアワイヤー(スナッピー)を装備しています。ワイヤーは1本も破断はございません。音抜けが良いとされるダイカストフープ(当時オリジナルタイプ)を標準装備しておりますが、フープやラグにはピッツが発生しています。全てのテンションボルトに、革製のワッシャーをダブルで装着しています。種類···スネア
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > 楽器/器材 > 打楽器 |
ブランド | パール |
商品の状態 | やや傷や汚れあり |