Zeiss Ikon Contessa 35 を出品します。このカメラは、第二次世界大戦終結後、ドイツが東西に分断された後、西ドイツのツァイスイコン社で1950年~1955年まで製造されたフラッグシップモデルです。当カメラはワンオーナー品。当該品は、レンズはツァイス・オプトン、シャッターはシンクロコンバー、レンズは初期型、シャッターは後期型が採用されています。蛇腹型カメラですが金属パーツを前面に見せた極めて硬質でメカ機能美を放つ気品あふれるカメラかと存じます。そもそも、カメラにCONTESSA(貴婦人)と名付け、高い性能を誇りながら、機械カメラが放つフォルムの美しさを意識していたことに驚かされます。そういう意味では、60年という長い年月を経ている小型カメラとして、これは機能美の頂点にあるカメラではないでしょうか。このカメラほど、眺めて魅了され、パーツを操って楽しめる(手動で動く部分の多さ!)カメラはそう多くはないのではないでしょうか?【コンディション】露出計、距離計は動きますが経年変化があると思われます。露出計測窓は開き、蛇腹もスムーズに開きます。後背レバーの出し入れもスムーズです。カメラルームもきれいでカビやサビ腐食はありません。フィルムカウンターも正常に動作。ピント合わせダイヤルもスムーズで、シャッターも動作します。上部のカラー調整、ASAの設定ダイヤルも問題なく廻ります。このカメラの美しさの神髄とも言えるメタルパーツも傷や錆は無く、梨地銀メッキは今も輝いており、ほれぼれする美しさです。コンテッサー35 の多くはボディが錆びてしまっていることを考えると、綜合的に良いコンディションかと思います。実際にフィルム装填して撮影は行っておりません。【骨董的価値】ツァイスの技術が随所に生かされた、Zeiss CONTESSA 35 初期型です。骨董の焼き物を食事に使うことがないように、この機器もまた、眺めて、あるいはパーツを操ってフォルムと機能美を愛でる逸品かと存じます。世界の一級ヴィンテージ品と一緒に並べても品格と存在感でひけをとらない品物かと思います。この機器の後期型でピカピカの品物は存在しますが、この初期~中期タイプで、良コンディションの品物は数が少ないです。
商品の情報
カテゴリー | 家電・スマホ・カメラ > カメラ > フィルムカメラ |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |